
Contents
アメリカと日本の不動産市場の「差」
以下のデータをご覧ください。
日本の不動産市場を見てみると、新築着工戸数が98万戸に対して、既存住宅の取引戸数はわずか17万戸弱と全体の約14%しかありません。
一方、アメリカの新築着工戸数は年間55万戸に対して、既存住宅の取引戸数はなんと516万戸弱と全体の90%を占めており、圧倒的に多いことが分かります。
米国と日本の人口の差を考慮しても、アメリカ不動産市場では既存住宅の活発な取引が行われていることが伺えます。
では、なぜこれ程までに差が開いているのでしょうか。
それは、住宅ストックに対する評価の違いがあるようです。
日本では根強い新築思考があるためか既存住宅に対する評価が低くいのに対し、アメリカでは築年数によって不動産価値は下がらないため、既存住宅でも新築投資額の合計と住宅全体の資産額がほぼ釣り合います。
さらに、日本では購入額の約80%が土地の評価額ですが、アメリカでは約80%が建物の評価額となります。
このような、不動産価値に関する考え方の違いがこの差を生み出しているようです。
アメリカ不動産の活用事例
では、購入した場合どのような活用法ができるのか、一例をご紹介します。
建物4000万円で不動産を購入した場合の減価償却スキーム
アメリカの不動産を建物4000万円+土地2000万円=計6000万円で購入するとします。
建物の部分は減価償却することが可能ですので、4年間は課税所得を1000万円減らすことができます。
所得税の節税だけではなく、所得税の繰り延べにも力を発揮してくれます。
そして全額償却後売却すれば、譲渡益を得ることができます。
さらに、不動産所有時は賃貸収入やキャピタルゲインも期待できるため、資産活用において大きな効果を狙える方法の一つと言えます。
そのため、日本国内の不動産会社が事業参入するケースが増えています。
これを機に一度検討してみてはいかがでしょうか。