できる男は知っておきたい「ワインに合う料理」
- 2018/7/11
- ライフスタイル

収入が上がれば、付き合いも多くなり、仕事でもプライベートでも会食をする機会が増えると思います。自分の好きな料理やお酒ならまだしも、不得意とするものにあたってしまうこともあります。
中でもワインは、種類も多く、飲んだ時の味がどうしても好きになれずに、苦手とする人もいらっしゃるでしょう。しかし、ワインの本質は単体で発揮されるものではありません。
もちろん、アイスワインや貴腐ワインといったデザートワインは、単体でも美味しいですし、素材本来の味を自然が引き出し、無添加・無農薬・有機にこだわったビオワインは、味そのものを楽しむワインもあります。
ワインは料理と合わせた時に真価が問われます。料理の味や世界を広げ、さらに美味しく感じることもあれば、逆に不味いと感じることもあります。
会食や接待時に、料理に合わせるワインを選ぶ際、誤った選択をすると印象が悪くなってしまうかもしれません。逆に相性が良いワインを瞬間的に選ぶことができれば、好印象を与えることもできます。
いきなり高級レストランに足を運び、慌てることのないように普段から知っておくと良いですね。
高いワインに一流のシェフが作る料理も良いですが、手軽に入手できる比較的安価なワインに、家庭料理で合わせられたら、なお良さそうですね。家族にも喜ばれること間違いありません。
本記事では、ワインに合う家庭料理の中でも、特に馴染みのある和食にフォーカスして、紹介していきます。少しでも、人生を楽しむために詳しくなりましょう。
Contents
ワインの法則を知ろう!色・重さ・方向性から推測する
料理とワインをかけ合わせることを考えた時に、銘柄で覚えるのは、ほぼ無理です。というのも原産国・産地・原材料・何年ものなど、細かく見ると途方もない数です。ワインは一期一会で楽しむのがベターであり、誰もが知っているような銘柄でない限り、覚えなくても大丈夫です。
では、何を指標に選んでいったら良いでしょうか。
ワインには相性の法則があります。基本法則を理解すれば、あまり外すことはありません。コツを覚えれば良いのです。大きく分けると3つの合わせ方があります。
- 色
- 重さ・軽さ
- 味の方向性
色と、重さと軽さ、そして、味の方向性です。料理は味だけでなく、見た目でも楽しみます。
ワインの相性を色から考えてみる
色から考えると、赤ワイン・白ワイン・ロゼワインの三種類です。白ワインとロゼワインは、甘口と辛口と大きく分かれます。とはいえ、ご存知の通り、甘いわけでも、辛いわけでもないため、その文字に騙されてはいけません。
表現するならば、口当たりの良い軽やかな飲み口なのが甘口。キレのあるスッキリとした飲み口が辛口です。デザートワインの様に甘いわけではないので、特徴も覚えておくと良いでしょう。
赤ワインは、甘口・辛口の表現ではなく、味の重さで表します。
- フルボディ……色が濃くて味が重い
- ミディアムボディ……中間くらいの色と重さ
- ライトボディ……色が薄くて、軽い
この3つで表されるので、覚えておくと良いでしょう。また、赤ワインは、渋みもあるため、上手く料理と合わせたいですね。
さて、色と味の特徴が整理されたところで、料理との合わせ方です。
白ワインは、クリーム系の料理や塩や出汁を楽しむ料理。酒蒸しの様な料理もこれに当てはまります。
赤みがあるトマト系の料理には、ロゼワインやライトボディの赤。ビーフシチューや濃い色には、ミディアムやフルボディの赤ワインなどが合います。
テーブルに並べた時に、見た目で楽しめるため、食欲も湧いてきますね。もちろん、コントラストを強調するために、真逆に合わせることも。こうでなければならないというのはないため、自分のセンスを信じましょう。
甘口・辛口・重さから合わせる
味わいやボディの重さから合わせる場合、濃厚なこってりした味には、重いワイン。さっぱりとした料理には、軽いワインが基本的には合います。
白ワインやロゼワインの辛口は、アヒージョなど油の味を楽しむ料理や辛めの料理などが合います。辛さが引き立つため、苦手な人はいるかも知れませんが、病みつきにもなります。
甘口は、あっさりした味わいだけれども旨味を重視した味わいが楽しめます。美味しさが口の中で引き立ち、ワインを口に入れて流し込んだあと、香りが立つのも楽しさのひとつです。
また、油でもチーズはどちらにも合います。ふっくらとした味わいが欲しい場合は甘口。スッキリと流したい場合は辛口など、選択してはいかがでしょうか。
味の方向性で決める
ワインは、ぶどうの品種によって味の方向性が異なります。また、寝かせる樽によっても、年月によっても変わるのです。
同じ方向性で合わせても、逆に違う方向性で合わせても、新しい発見はあるはずです。色々と合わせてみましょう。
ワインと合わない食材や料理
合わせる前に、ワインと合わない食材が存在するため、それを使用した料理はおすすめできません。
特に言われているのが、料理を食べ、ワインを飲んだら、嫌な香りが口全体に広がったというような内容です。
数の子や明太子、たらこ、イクラなど、卵系は最悪と言われています。単体で食べたあとに、ワインを飲むと嫌な味が広がっていきます。
その他、干物や塩辛などお酒に合いそうな素材や料理もダメです。それら素材の味がハッキリ出るような料理は厳しいと言わざるを得ません。
ただし、苦手とされる素材を使ったとしても、調味料や味付けによって合いやすくなる可能性もあります。ワインの魅力に取りつかれたら、やってみても良いかもしれませんね。
ワインに合う和食!できる男になるために知っておこう
ワインと料理を合わせる上で、基礎的なポイントを知ったところで、どのような料理が合うかを知っておきましょう。特に今回は、日本人の魂とも言える和食にフォーカスします。
甘口白ワインに合わせたい和食メニュー
- 水菜のサラダ
- 小松菜と油揚げのおひたし
- 貝類の酒蒸し
- 天ぷら
- ゆずと白菜の浅漬
- 湯豆腐
など
辛口白ワインに合わせたい和食メニュー
- 揚げ出し豆腐
- 水炊き
- 金目鯛の煮つけ
- 納豆
など
ライトボディの赤ワインに合わせたい和食メニュー
- 鶏の照り焼き
- 鶏つくね(タレ)
- ぶりの照り焼き
- 豚の生姜焼き
- 串カツ
など
フルボディの赤ワインに合わせたい和食メニュー
- 牛すじ煮込み
- 豚の角煮
- うなぎの蒲焼
- 中トロのお刺身
など
まとめ
ワインと料理を合わせる中で、銘柄と料理で覚えるのではなく、色やボディの重さ、味の方向性で決めると良いです。最初のうちは、合わせたほうが美味しく感じるかもしれませんが、自由な発想で楽しむことも大事です。
魚介類の中でも、卵系の素材は、ワインとの相性が最悪で、合わせることをおススメしません。ただ、調味料や味付けによっては、美味しく食べることができるようにもなるため、余力があったらやってみてください。
白ワインを合わせるなら、あっさり目の和食、赤ワインに合わせるなら、濃厚かつ味の濃い料理と合わせるのがベターです。家でも気軽に食べられる家庭料理でしっかり学び、自分自身で料理とワインの一覧を見ただけで、どの組み合わせの相性がいいか、判断できると格好いいですね。
和食にワイン?!と思うかもしれませんが、料理によってはとても美味しく感じることができ、幸せな気分を味わうことができます。
ワインとの組み合わせをしっかりと考え、できる男になってください。
会食や接待などでも、堂々としていられるようになるでしょう。