【Afterコロナ】経営者が予測する今後の経済・情勢<進和建設工業株式会社 代表取締役 西田 芳明 氏>

緊急事態宣言が2020年5月末まで延期することが決定した日本。しかし、自粛ストレスは限界を迎えていることはもちろんのこと、それ以上に経済への多大なる影響はギリギリの状況になっています。

大阪府は原則として5月末までの休業、自粛を要請するものの、独自の指標を元に段階的に段階的に解除していく意思を発表したように、誰もが「これまでのような生活」の一刻も早い再開を望んでいます。

しかし私たちの脅威は新型コロナウィルスだけではありません。

【アフターコロナ】という言葉があるように、新型コロナウィルスの脅威が去った後の、経済復旧こそ、最大の課題であります。

では、今後の経済状況はどうなっていくのでしょうか?

今回当メディアでは様々な方面で活躍している経営者の方々へ現在の影響とアフターコロナに対してのお考えをインタビューさせてていただきました。

※当セミナーは新型コロナウィルスの影響を考慮してオンラインで実施をさせていただきました。

 

1. 経営者の紹介
<進和建設工業株式会社 代表取締役 西田 芳明 氏>

進和建設工業株式会社 代表取締役 西田 芳明 氏

今回インタビューをさせていただいたのは、大阪府堺市で52年間建築業を営んできた、進和建設工業株式会社の代表取締役 西田 芳明 氏(以下、進和建設/西田社長)です。

進和建設工業は大阪を中心に、土地活用を目的とした賃貸マンションやサービス付き高齢者住宅を中心とした建築を行っています。

2代目社長である西田社長は、過去に増収増益法人ランキング71位にランクインするほどの成長企業へと進和建設を育て上げ、堺税務署より優良申告法人として過去3度表敬を受けるほどの安定経営を行ってい会社です。

リーマンショックのときは7億円もの損失を出す経験されましたが、わずか2年で損失を取り戻し、今もなお売り上げを伸ばしている敏腕社長です。

西田社長の経営手腕を語る上でのポイントの1つに、建設業界には珍しい無借金経営・厚い内部留保がいえるでしょう。

これも、先代が経営をしていた進和建設工業の全身である会社が倒産した体験から、代替わりするときに先代と約束した「借入をしない」「手形を切らない」「借金の代理人にならない」を社長になってからの30年以上守り続けているから実現している堅固な経営体質といえます。

若手経営者から「経営を教えて欲しい」と声がかかる程の西田社長に、建築業界に新型コロナウィルスに対する影響と、アフターコロナに関しての考えを聞かせていただきました。

 

2. 新型コロナウィルスよる経済への影響とは

西田社長は、現在の経済を「止まっている」と表現されました。

通常であれば経済はだんだんと右肩下がりで「下がっていく」のですが、現在はお金が全く動かず、経済全体が沈下してしまっている状態だというのです。
経済が停滞している中、会社も個人も今あるお金で食べている状況にあります。

そして多くの企業は、緊急融資に手を出して何とか資金繰りをしていますが、今あるお金が減っていっているのは事実でしょう。

経営が上手くない企業はキープするので精一杯なのです。やがて、資金繰りで失敗した企業が潰れていくと思われます。

そしていずれは、世界恐慌に似た現象が世界を覆うことが予想されます。
企業の借金が債券化されたり、銀行のお金が返ってこなくなったり、IMOなどの国際機関の補助が効かなくなったり、世界は混乱に陥る事を西田社長は懸念されていました。

 

3. 建設業界への影響と今後の対策について

建設業界は他の業界と比べて、比較的に長期スパンで動きます。今取り掛かっている仕事は昨年受注した仕事です。よって、資金繰りが何よりも大切になってくるのです。

しかし、新型コロナウィルスの影響によって、近年事業に大きく関わってきたインバウンドや物流業界の流れが止まってしまったため、(民泊やビジネスホテルの)仕事がない状況にあります。
更に、建設業界は現場の職人ありきなために、人が集まって仕事を進めることができないことに苦戦を強いられています。

しかし、進和建設は工場で可能な限り組み立てを行うことによって、現場で作業をする職人の数ををなるべく減らす建築システムの開発を行っており、課題の解決に取り組んでおります。

これはもともと、深刻化が進む職人の不足に対するソリューションだったのですが、少しでも人と接することなく建設を進めることができる取り組みとしての可能性も見出し、より一層力を入れているそうです。

土地活用の商品(賃貸マンションやリノベーションなど)という観点では、テレワークの拡大によって自宅マンションに在宅勤務ができる共同スペースの完備などが考えられるように、ライフスタイルの変化に伴う間取りや設備の変化が生じてい行くと考えられています。

建設業界は変化のない業界と言われて来きたそうですが、これからは今やこれまでのビジネスを対象とするのではなく、新しいものを作ることが必要となってくると言えると語ってくださいました。

 

4. これからの経営者に必要な目線・経営体質

オンラインインタビューをさせていただきました

オンラインインタビューをさせていただきました

西田社長は、先代である父親の事業が失敗し倒産してしまったのを実際に自らの目で見てきた経験と、リーマンショックで7億円もの打撃を受けたことから、社長とは社員を守るためにある存在なのだと考えます。

そして「社員を守ること」を念頭に、今ではなくもっと先の未来を見据えた事業を続けてきました。

その努力もあり、新型コロナウイルスの影響により様々な業界で悲鳴の声が上がっている現在も負債なしに数年先まで十分やり繰りできる資金を貯めていたため、社員にも危機を感じさせない状況を作り出すことができています。

西田社長にとって、経営者とは人が困っていることを解決する役割を担う存在です。

困っている人を助けようという心がなければ、決して経営者とは言えません。

世の中の困りごとを解決する、それこそが経営者が必要とされるきっかけなのです。

ですからコロナショックで世間が非常事態に陥って困難に直面している今こそ、経営者の真の実力が問われるということになります。

困っている人を助け、社員を守っていくためにどれだけ先を見据えて行動に移せるか。それが経営者としてあるべき姿なのです。

そのような経営者になるには、人格者でなければなりません。人格者であれば、自然と自身についてきてくれる人や力を貸してくれる人が増えていく。そうすれば事業もどんどん進んでいく。人格者であって初めて人の困りごとを解決し、社員の今と将来を守っていくことができるのです。

 

5. これからの経済の展開についての知見

西田社長は、新型コロナウイルスによる経済への影響について、今後2~3年でかつての世界恐慌的な状況になり、それを4~5年かけて立て直していくといった長期戦になるのではないかと予測しています。

さらにこれまでは人件費の安さという魅力の下に非常に多くの企業が中国や東南アジア諸国へと乗り出していきましたが、今後はAIがあれば人間の労働力に頼らずとも事業を進めていくことができるため、海外へ出ていく企業が徐々に減っていくのではないかということも推測しています。

このように、コロナショックにより世界経済は従来とは全く違う様相を見せるようになるでしょう。そうなるとやはり重要となってくるのは先を見越して動く力です。

現在の危機をいかにして耐え抜くかということばかりを考えるのではなく、今最も考えるべきことはコロナウイルスの終息後の状況です。

終息後に重要となるキーワードは、「外に行かない、家に来てもらう」ということです。

リモートワークが進み始めた今、会社に出向く必要性などが見つめ直されるようになりました。

そこでこの状況を逆手にとって、新しいライフスタイルに合わせたものを開発していくことが今後の大きなポイントとなるでしょう。

さらにコロナショックで経済が止まってしまった今の状態から将来を考えると、時間やコストといった面での効率性を念頭にその時にできるもの同士を組み合わせた事業の展開が必要となるでしょう。

コロナウイルスの蔓延というピンチに直面した今こそ、数年先を見越した何か新しいビジネスを始めるチャンスなのです。

 

6. これからの自社のビジネスの展望

進和建設として西田社長は様々な出資を行ってきましたが、現在目をつけられているのは、やはり、IT業界です。

これからの時代は企業同士の助け合いが重要な要素になってきています。自分の業界と他の業界をいかに組み合わせ、お互いの弱点を補い、それぞれの分野の効率化またはシナジー効果を発揮できるのか、が会社の発展と、経済の発展につながるのではないかと述べていました。

そして、西田社長の口癖である「常に世の中の困りごとを解決していこう」に向けた、新たなビジネスの展望として、富裕層のマッチングアプリはどうかと考えています。

現在、マグロやキャビア、国産牛まどの高級食材があまり過ぎている(困りごと)ところに目をつけ、それならそれを買うことのできる富裕層に売るためにパイプ役(解決)になってみてはどうかと考えています。

そして、様々な富裕層にコネクションのある西田社長だからこそ、考え付くアイデアだと感じました。
新たな時代に対して、ある意味楽しみである様子がうかがわれました。これは常に緊急事態に対して余裕を持つために計画性をもって経営に尽力してきた結果であると考えられます。

 

7. 経済を復活させるためにできることとは?

日本のお金の流通は個人消費が60%という情報をもとに、個人消費をいかに引き出すか、が重要であると述べたうえで、社長としての見解は、スペイン風邪やリーマンショックなどにまず詳しくなれ、ということです。

そこから、「時代は繰り返す」の言葉にもあるように過去に行った経済の回復の仕方に詳しくなるべきです。

そういう意見に対して、「過去と現在では状況が違いすぎる」、「そこと比べてもあまり意味がないのでは?」などの意見も出てくるとは思いますが、もちろん過去と現在では状況が異なるのは当然です。

しかし、西田社長に限らず、著名な投資家や実業家の中には、歴史的な分析を実践し、富を築いている人が少なくないです。
本来、経済というマクロの視点で見ると気づきにくいですが、本質的には人間の行動の集大成が経済となるため、人間の行動に一貫性がある以上、変化する部分としない部分があるのではないかと考えることができます。

そのようなことを知ったうえで、過去の事例を経済の面で詳しく調べ、未来を推測していくことが重要であると語られていました。

 

8. まとめ

これまでバブルもリーマンショックも体験した西田社長だからこそ、今目の前の事だけではなく、未来のことや世界から見た自社といった視点がうかがえるインタビューでした。

建設業界は銀行の融資の引き締めが厳しくなり、より一層厳しくなっていくことが予想されます。そんな中でも社員を守り、経営を行っていくためには資金繰りと新たな事業アイディアと過去を学び経済を先読みする、この3種の神器を備えた経営が重要であるといえるでしょう。

今回ご協力いただいた企業様

進和建設工業株式会社
〒591-8032 大阪府堺市北区百舌鳥梅町1-30-1
TEL:072-252-1049 / FAX:072-252-1079
WEBサイト:http://www.e-shinwa.net/

 

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